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クラミジアSTD感染危険度チェック
クラミジアは近年急増している性感染症で、検査・感染報告が現在もっとも多い性感染症です。 STD感染者数もここ4〜5年で急増し、国内感染者数は600万人、毎年60万人が感染していると推定されています。

あなたは大丈夫ですか?不安な方は「クラミジアSTD感染危険度チェック」で確認してみましょう。

◆症状から病名を探す

「これって何の症状?」 あなたの気になる症状について、感染の疑われる病名をお知らせします。
局部・全身それぞれの該当する症状にチェックを入れて、検索ボタンを押して下さい。(複数選択可能)

女性の症状から病名を探す

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自分だけは「絶対大丈夫!」なんて思っていませんか??
しかし思わぬところで感染しているかもしれませんよ?
さあ、「症状から病名チェック」で確認を!!
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◆カンジダ自然治癒 >>> カンジダ症自然治癒マニュアル

尖形コンジローマ、ヒトパピローマウイルス、子宮頸がん・・・その関係は?

「コンジローマになったけど、がんは大丈夫?」とか
「ヒトパピローマウイルスに感染していて心配なんだけど・・・」という質問があります。
「最近若い女性に増えている子宮頸がん」心配な方も多いでしょう。
この3つの関係についてよくわからないという方のために解説しましょう。

◆尖形コンジローマ、ヒトパピローマウイルス、子宮頸がん・・・どういう関係?

「ヒトパピローマウイルス」は、大まかにはがんの原因になるか否かによって「良性型」か「悪性型」に分けられます。現在90種類以上の型が報告されていて、この「良性型」か「悪性型」、どちらのタイプに感染するかによって、発症する病気が違ってきます。

また、最近若い女性に増えていると言われる「子宮頸がん」は、悪性型の「ヒトパピローマウイルス」が原因のひとつと考えられています。

実際にかかってしまうと、とても気になる「尖形コンジローマ」。
性器や肛門周辺にできるイボが主な症状で、原因は良性型の「ヒトパピローマウイルス」の感染です。

Ref) >> 尖形コンジローマとは

◆悪性型ウイルスの感染から子宮頸がんを発症するまでの流れ

日本では「子宮頸がん」が圧倒的に多く、子宮がん全体の約70〜80%を占めています。

女性が発症する子宮がんには、子宮の入り口に発生する「子宮頸がん」と子宮の内膜に発生する「子宮体がん」があります。一般的に「子宮頸がん」は30〜40歳代に多く発生しますが、最近では20歳代の若い女性患者の増加が目立ってきました。若くして性交渉を開始する女性が増えてきていることが原因として考えられています。

◆ヒトパピローマウイルス感染への過剰な心配は無用、でも早期発見が大切

悪性型の「ヒトパピローマウイルス」感染から「子宮頸がん」発症までの流れはどうなっているのでしょうか。

「ヒトパピローマウイルス」の感染がわかっても、このウイルスを取り除く薬は現在はありません。
でも、心配し過ぎるのも考え物です。感染者は20〜30歳代の女性の約3割に上りますが、細胞の変化を起こすのは感染者の1〜3%、さらにがんへ進むのはその4分の1と言われます。
ウイルス感染に加えて、がんになりやすい遺伝体質、喫煙、ストレスなどが重なってがん化するとされます。

では「子宮頸がん」を防ぐ一番の方法は・・・普段から婦人科で定期検診を受けることです。そして、性行為時のコンドームの使用も、ウイルス感染予防に役立ちます。

もし細胞の変化があったとしても初期の段階で発見できれば、簡単な手術で終わります。
しかし、発見が遅れて進行がんになってしまうと、子宮全体を取ってしまう場合もあります。

厚生労働省研究班は2004年に、子宮頸がん検診の対象年齢を「30歳以上」から「20歳以上」にするよう勧告しています。日本で検診を受けている女性は2割程度しかいない、と言われているのですが、今これをご覧になっているあなたはいかがでしょうか・・・。

しかし、なかなか病院へ行けない方や、婦人科での診察はどうしても・・・という方は、
自宅でできる検査キットSTDチェッカー TypeI
(悪性型のヒトパピローマウイルス感染を調べる検査キット) で検査を行うこともできます。

いずれにしても、大切なのは早期発見です。

HIVが感染する日常の条件とは

日常生活の中でのHIV(エイズウイルス)感染について当サイトでも多くの質問があります。性行為以外にも、母子感染や輸血による感染、薬害エイズなどのケースがありますが、今回はそれ以外の日常生活での感染のケースについて解説します。

◆HIVが感染する条件とは
通常は、血液、精液、膣分泌液の3つが感染源です。HIVはもともと人間の体内に存在するものではないので、感染している人の血液、精液、膣分泌液への接触がなけれなければ感染しません。

HIVは感染している人の体液に含まれ、人に感染させるだけの量のHIVが含まれているのは、血液、精液、膣分泌液、および母乳の4つです。、人間の皮膚は通常、身体を守るバリアや鎧(よろい)のような役割を果たしており、健康な皮膚に、HIVを含む血液が多少付着した程度では感染しません。性行為の時のコンドームは、接触する粘膜部分にバリアをかける意味をもちます。
(注;母乳では、赤ちゃんの場合身体の免疫機能がまだ充分発達していないので、(主食として)大量に飲むため、感染源となります)

大きな傷口や粘膜(男性の尿道口周辺、女性の膣周辺、口の中、肛門や直腸の粘膜など)には、皮膚というバリアがないため、HIVが感染しやすくなります。

◆セックス以外での感染
HIVには強い感染力はなく、空気中、水中や食べ物の中などで生存できません。要するに、通常の生活の中では知らない間にHIVに感染することはありません。また、HIVは体液でも汗や唾液にはごく少量しか含まれていないので、そこから感染することはありません。

しかし、感染者の血液、精液、膣分泌液に大量に含まれますので体液がセックスなどの密接な接触により傷口や粘膜から感染します。

◆髭剃り、トイレやお風呂は大丈夫?
日常では、知らないあいだに他人が使ったものを後から使う場合や他人と同じものを共有するケースもあります。以下気をつけないといけないことやどういう場合にHIV感染の可能性があるか事例を具体的に紹介します。

1)歯ブラシやひげそり
使用する前に明らかに血液などの体液が付着していない限りHIVに感染する可能性はありません。
しかし、歯ブラシやひげそりを共用する場合は血液が付着してないか注意が必要です。ただし、血液がつくかもしれないものはHIV以外にも感染症の恐れがありますので、共用しない方が無難でしょう。

2)トイレ
トイレで用を足した際のはね返りのしぶきが性器の粘膜にあたっても、HIVは水洗の水で薄まっており感染力がありませんので心配ありません。

トイレの便座を共用し、便座に血液、精液、膣分泌液が乾燥してない状態で付着して、なおかつ便座に座ったときにその体液が傷口に接触しない限りは感染する可能性はないです。
(※大量にそのようなものが付着していたら便座に座ることは通常ないと考えられます。)

3)お風呂やプール
HIVは人の細胞の中でしか生きていけません。HIVは感染力が弱いので、大量の水に溶け込んで感染力を保持することは不可能です。したがって、お湯や水で薄まってしまい感染することはないです。

4)洗濯
大量に血液・精液・膣分泌液などが付着している衣類は塩素系漂白剤を使えば大丈夫です。HIV感染者の血液などが付着している衣類を洗濯機で洗っても、大量の水を使いますので感染はありません。

5)スポーツ
HIV感染者とスポーツをすることがあっても汗などから感染することはないです。
ただし、格闘技などの激しいスポーツで感染者が出血、その血液が傷口や目や口の中の粘膜に付着したり、大量に血液を浴びることがあれば感染する可能性があります。その場合は、しっかり止血して、競技することが重要です。

6)食べ物、飲み物
唾液にはHIVウィルスはごく少量しか含まれていません。したがって、同じコップで回し飲みをしたり、お皿のものを食べても、感染することはありません。

7)蚊
HIVは蚊の体内の消化液により感染力を失います。したがって、蚊にさされても感染しません。
(注;仮に感染力があっても蚊の体内の血液は微量のため感染させる量が足りません。参考として日本脳炎やマラリアなどは蚊の体内で大量に増殖するため、蚊による感染があります。)

8)ピアス
医療機関で使用するピアスの穴開け機などの器具の場合は消毒済みで、針は使い捨てのものが使われていますので、感染する可能性はないです。しかし、医療機関以外で消毒されてない穴開け機や針を使いまわしした場合は感染の恐れがあります。

お店などでピアスを試着する場合、ピアス自体に明らかに血液などが付着してなければ感染はありません。(汗も感染しません)

9)タトゥー(刺青)
使用する用具を次の客にそのまま使うことなく確実に消毒されているか、または使い捨ての用具を使用していれば感染することはありません。用具の消毒が行われてない場合、感染の可能性があります。必ず確認してください。
(注;消毒してない場合HIVだけでなくB型肝炎やC型肝炎などの感染のリスクもあります)

10)麻薬
注射針の使いまわしは感染の可能性が高いです。
(注;麻薬による興奮作用などで判断力が鈍ると、コンドームを使用せず感染の危険性のあるセックスを行いますので大変危険です)

12)理髪店、美容院や鍼灸院など
理髪店や美容院などでは、他人の血液が明らかに付着しているかみそりを次の人に使用することはありえないでしょう。(注;法律で用具などの消毒について義務づけられてます)
鍼灸院も同様、鍼(はり)などの用具や手指の消毒は法律で義務づけられています。
(最近は使い捨ての用具を使用するところもあります)


最近日本でもHIV感染者がだんだん増加していますが、HIVに感染する機会は実は非常に限られています。いたずらに怖がることなく、基本を理解して「どうすれば感染するのか」ということを把握して、「どうすれば予防できるか」を常に判断できるようになることが大切です。

主人になぜ感染してないの?

最も深刻なのが妊婦検診で発覚したクラミジアの感染です。結婚してからは体の関係があるのは主人だけなのになぜ、感染しているの? しかも、主人の検査結果は陰性!?

「どっちから感染したのか、どうしてこうなったのか・・・」
お互いに相手を疑ってしまって、「これからどうしたらいいのかわからない・・・」
こういう経験をされた方は実は多いのです。よくあるクラミジア感染の悲劇??について解説します。

◆妊婦検診でクラミジアが発覚?!
女性が妊娠すると、妊婦と赤ちゃんの健康のために妊婦検診を行います。
血圧、体重、尿、血液、超音波などで、検査の内容には性感染症のHIVや梅毒、B型・C型肝炎、クラミジアも含まれます。検査結果に異常があれば治療などを行い、出産の準備を整えます。

普通の生活をしている分には、感染の可能性など思いもよらないことですが、奥さんが妊婦検診を受診してみるとクラミジアに感染している、ということが少なからずおこります。本人には全く身に覚えがないことで狼狽される方も多いですが、結婚後はご主人としか性行為をしていないので、「ご主人から感染したのでは?」と疑います。ところがご主人も検査すると、検査結果が感染していないということがよくあります。

それでは、どこから感染した?!・・・不思議な話ですね。例えば、ご主人が浮気をしてクラミジアに感染したが、自分だけこっそり治療したというのであればコトは簡単ですが、複雑なのが2人とも全く身に覚えがないケースです。

2人とも身に覚えがないケースについてお話しします。

◆このクラミジアはどこから感染したの?
クラミジアは他人と握手などをしての接触、または、お風呂場などでも感染はしません。あらゆる性行為(セックス、フェラチオ、アナルセックスなど)により感染します。クラミジアが体内での自然発生もありません。

では、この場合の妊婦検診で発覚したクラミジアの感染経路はどこからでしょうか。

この場合、2つ可能性が考えられます。
1)ご主人が奥さん以外のパートナーからクラミジアに感染し、自分の感染に気づかずに奥さんにうつし、他の病気の治療で抗生物質を服薬して偶然にもクラミジアも治った、というケースです。これは実際にある話なのです。

2)奥さんが結婚以前のご主人以外の男性との間でクラミジアに感染し、それに気づかず結婚して妊娠するまで継続感染していた場合です。クラミジアは感染率は高いですが、100%感染するものでもありませんので、たまたまご主人に感染しなかった、ということもあります。

クラミジアは痛みなどの自覚症状がほとんどないために、このような問題が起こりやすいのです。
性行為以外の感染経路が医学的に証明されていませんので、可能性として以上の原因が考えられます。

せっかく妊娠できたところで問題が起き、夫婦間で不信感を持ってしまっては不幸なことです。普通の生活をしている人にも性感染症が拡がってきている今、定期的な検査を予防の一環として考えてみてはどうでしょうか。

◆検査の種類と検査結果の見方にも関心を!
クラミジアの検査には、「尿(男性)や膣分泌液(女性)による検査」と「血液(男女共)による検査」があります。このサイトでも、病院など医療機関で受けた血液検査の結果についての質問がよくあります。医療機関などで結果についての説明が詳しくされておらず、混乱している方が多いように見受けられます。

各検査について大まかな説明は、以下ページをご参考にしてください。

>> クラミジアの血中抗体検査とは
>> クラミジアの抗原検査(PCR法)とは

エイズ検査はどこでどうすればいいのか

「実際にエイズウイルスに感染したら自分でわかるの?」
「エイズ検査ってどこでどうすればいいの?」
などセックスの経験がある、すべての人に関係がありますのでわかりやすく解説します。

◆エイズに感染したら自分でわかるの?
当サイトの「性病の悩み掲示板」への質問にも、「性行為後数週間たちますが、のどが痛く微熱がでてます。エイズウイルスに感染したでしょうか?」という内容のものがあります。

エイズウイルスの感染初期症状は、発熱、のどの痛み、だるさ、筋肉痛、といった症状が出ることがあります。ただ、これだけでエイズウイルスに感染の有無、風邪の症状なのか、あるいは別の原因なのか、自覚症状だけでは区別がつきません。人によって自覚症状が全くでないケースもあります。

したがって、エイズウイルス感染の有無は、医師が症状を聞いただけでは判断できず、検査をしないと感染したかどうかわかりません。

◆エイズ検査はどういうものですか(エイズウイルス抗体検査)
エイズ/HIV感染症は症状から判断することはできませんので、感染の不安を感じたら、検査を受けることが重要です。

エイズ検査を受けるには、いろいろな方法があります。
保健所へ行ったり、もちろん病院やクリニックでも検査を受けることができます。また、忙しい方や保健所や病院へ出向くのはどうしても・・・という方などは、このサイト上で取り扱っている「性病検査STDチェッカー」を利用して、自宅で検査することもおすすめです。
どの検査も血液を採取して行い、検査精度も高いものとなっております。

◆検査の方法
検査はどの種類もすべて血液検査です。
確実な検査のためには、感染の可能性のあった日から3ヶ月たっていることが必要です。
※ 保健所等、病院・クリニックの情報は、HIV検査・相談マップ
http://www.hivkensa.com/index.html)を参照しました。

エイズについて不安な方や一度検査してみようという方は、上記の一覧表をご参考に、ご自分のライフスタイルに合わせた検査を受けられることをおすすめいたします。

HIV(エイズ)がどんどん増加中

日本では、現在HIV/エイズがどんどん増え続けています。 2004年の1年間で新たに増加したHIV感染者・エイズ患者の数は、合計で1,165件と過去最高となってしまいました。

エイズウイルスの感染経路の86〜97%が性的接触によるものと言います。コンドームなしで性行為をした人はすべて、「自分は関係ない」とは言えません。他人の事のように思わずに、今後のためにももう一度「エイズ」についての情報を頭に入れておきましょう。

エイズを発症してから初めてHIV(エイズウイルス)感染がわかった人が約3割もいることがわかってます。HIV感染の早期発見は、早期治療に結びつき、病状の重症化防止につながります。

◆HIV/エイズについてよくある質問 Q&A

【Q1】どのような行為で感染するの?
【A1】エイズウイルスは、主に あらゆる性行為 により感染します
      ⇒あらゆる性行為とは・・・>> 知ってるようで知らないエイズ
    注)以下では感染しません
      握手・公衆電話・つり革・手すり・プール・銭湯・蚊にさされる・同じ食器を使う・軽いキス等

【Q2】予防には何が有効ですか?
【A2】エイズウイルスはコンドームにより予防できます。
     ⇒ コンドームを正しい使用が重要!

【Q3】エイズウイルスに感染した場合自分で気が付きますか?
【A3】エイズウイルスの感染初期症状
     ⇒発熱、のどの痛み、だるさ、筋肉痛等の症状が出ることがあります。
      ただしし、これだけでエイズウイルスに感染したと判定できません。風邪の症状なのか、ある      いは別の原因なのかもしれません。自覚症状だけでは区別がつきません。人によっては自覚      症状が全くでないこともあります。
      つまり、エイズウイルス感染の有無は、医師が症状を聞いただけでは判断できず、検査をしな      いと感染したかどうかはわかりません。

【Q4】検査はどういうものですか
【A4】 エイズウイルス抗体検査をします。検査を受けるにはいろいろな方法があります。
    >> エイズウイルス抗体検査を受ける方法

【Q5】エイズは治りますか?
【A5】現在残念ながら、エイズは完全には治りません。しかし、最新の医療技術で新薬が開発され、エ   イズの発症を抑えることができるまでになってきてます。
   また、HIV感染の早期発見は、早期治療に結びつき、病状の重症化防止につながります。
    >> エイズの発症をおさえる治療について


HIV感染症/エイズについてご理解いただけましたでしょうか。
詳しくは、
   > > HIV感染症/エイズとは でも解説しています。

膣前庭乳頭症と尖圭コンジローマの違い

皮膚や粘膜の組織が増殖してできるのではといわれてます。膣前庭(膣〜クリトリスにかけての小陰唇の内側部分)や膣にツブツブができます。膣前庭乳頭症はSTDである尖圭コンジローマと誤診されることもあります。医師より必要のない治療をされて心身とも疲れてしまう患者さんも多いようです。性行為により感染するSTD(性感染症)ではなく、生理現象ですので治療の必要はありません。

このような誤診を避ける意味でも、尖圭コンジローマと膣前庭乳頭症の特徴をよくつかんでおくことも重要です。

>> 尖圭コンジローマとは


◆膣前庭乳頭症と尖圭コンジローマの特徴と違い

1)発生場所
・ 膣前庭乳頭症: 膣口周囲〜小陰唇内側にかけて左右対称に多発、密集する。
・ 尖圭コンジローマ: 非対称性に発生、まばらにできる。

2)大きさと形状
・ 膣前庭乳頭症: 直径1ミリ前後、長さ2〜3ミリ程度、大きさはほぼ均一。
・ 尖圭コンジローマ: 大きさは大小さまざまで不統一です。

3)色
・ 膣前庭乳頭症: 表面の色は正常な色で、周囲の色と変わらない。
・ 尖圭コンジローマ: 表面の色は正常な粘膜の色と異なる。

4)痛み・かゆみ
・ 膣前庭乳頭症: 痛みやかゆみを伴うことがある。
・ 尖圭コンジローマ: 痛みやかゆみはなし。

5)変化
・ 膣前庭乳頭症: 生理周期(ホルモンバランス)により形や大きさ・数に微妙な変化あり。
・ 尖圭コンジローマ: 放置するとどんどん増殖し、大きくなる。

◆性行為の経験ない方
性行為の経験の全くない方が尖圭コンジローマになる可能性は非常に低いと思われます。尖圭コンジローマの大部分は性行為及びそれに類する行為により感染します。尖圭コンジローマによく似た症状がある場合は、フォアダイス・真珠様陰茎小丘疹・膣前庭乳頭症などの可能性についてもお考えください。

フォアダイスと真珠様陰茎小丘疹の違いとは

フォアダイスとは性器にブツブツ状のものが出来る現象で、よく尖圭コンジローマと勘違いされている方が多くみられます。また、男性の場合フォアダイスによく似たものに、真珠様陰茎小丘疹というものがあり、女性の場合は膣前庭乳頭症といいます。これも、尖圭コンジローマとよく似ているので、誤診されて不必要な治療をされるケースもあります。


◆フォアダイスとは
フォアダイスを簡単に言えば「毛のない毛根」のことで、もともとは毛根の周囲にあるはずの脂腺が(毛のない状態で)独立して存在し、脂肪の黄色い粒が皮膚や粘膜表面から透けて見えているのです。
よく見られるのは男性のペニスの陰茎(サオの部分)や包皮に、直径1ミリ前後の黄白色の粒状のものが数多く認められます。

女性にも小陰唇などに同じ状態が見られるケースがあります。

フォアダイスとよく似た現象に真珠様陰茎小丘疹というものもあります。

◆真珠様陰茎小丘疹とは
フォアダイスは陰茎に生じ、真珠様陰茎小丘疹は亀頭と冠状溝に沿って生じるのが特徴です。真珠様陰茎小丘疹は亀頭部の冠状溝(カリの部分)を取り囲むように、細かい黄白色の粒が真珠の首飾りのように並んでいます。

フォアダイスも真珠様陰茎小丘疹もよく尖圭コンジローマに間違えられることが多いです。2つとも生理的な現象で性病などの病気ではありません。(治療も不要) 真珠様陰茎小丘疹が女性にできた場合膣前庭乳頭症と呼ばれます。


>> 尖圭コンジローマとは
>> 膣前庭乳頭症とは

クラミジアが原因の不妊症の怖さ

クラミジアが怖い性感染症といわれるのは痛みなどの自覚症状がでにくいので、知らないうちに感染してしまい、菌が上行していき将来不妊症などの重大に事態につながる可能性があるからです。クラミジアの感染者数は16人に1人とか言われているけど、本当にそんなに多数なの?・・・実は、もっとたくさんの人が感染している可能性がある報告が最近出されました。

今回は女性にとって重要なクラミジアと不妊症の関係についての情報をご紹介します。


◆最近激増している感染者数
多くの方がクラミジアに感染しているのではと不安な方も多数おられます。

厚生労働省研究班(熊本悦明先生を中心)の調査では、クラミジアの感染者数は日本国内に100万人と推計しています。全世界での新規感染者数は年間10億人にのぼりますが、先進国の中では日本だけが唯一HIV(エイズウイルス)同様にクラミジアの感染者数が増えているのです。

高校生1〜3年生5,700人を対象に行った、最近の調査結果では、性経験者のうち男性は約7%、女性では約13%、全体では11%がクラミジア陽性との報告が出ました。つまり、性経験のある女子高生では約8人に1人が感染しているという結果となのです。

この感染率の高さは正直驚かされます。特に女性の場合は、感染しても症状(おりものの増加や痛みなど)を自覚しにくいため、感染していても気がつかない方も多いと思われます。

◆感染に気がつかずに放置していると

クラミジアは早い時期に感染がわかると、抗生物質を1日〜1週間服用することで大抵は完治します。しかし、発見が遅れると大変なことになる場合が少なくありません。

女性への感染の場合、クラミジアという細菌は性行為などにより男性の精液等とともに膣に排出され、膣と子宮を結ぶ子宮頸管という子宮の入口部分に感染します。すると、感染後1〜3週間で子宮頸管炎をおこし、速やかに子宮を経て腹腔内(おなかの中)に感染が広がり、子宮内膜炎、卵管炎、骨盤腹膜炎、肝周囲炎などをおこします。おりものの増加や不正出血、下腹部痛などの症状がありますが、大抵の人は自覚症状のないまま病気が進行してしまうことが多いといいます。

○クラミジアの進行

    子宮頚官      ⇒         産道感染
  (子宮頚官炎症)         (新生児結膜炎、新生児肺炎)
       ↓
    子宮内膜      ⇒ 毛羊膜炎
   (子宮内膜炎)             (流産・早産)
       ↓
      卵管       ⇒      卵管狭窄、卵管閉塞
     (卵管炎)             (卵管性不妊、子宮外妊娠)
       ↓
     骨盤腔 
(骨盤腹膜炎) 
       ↓ 
       肝
    (肝周囲炎)   

複数のパートナーがいる方や、性行為の機会の多い方、思い当たることがある方は、婦人科を受診されるか、「性病検査STDチェッカー(医療機関と同じ高精度のPCR法で検査)」で早期発見されることをお勧めします。


>> 不妊の体験 (2005年7月5日読売新聞記事 )

カンジダは再発しやすい

カンジダによるおりものや性器のかゆみで悩んでいる方が増えています。今回は性器カンジダ症について解説します。 性器カンジダ症は治療後に、膣や外性器に症状が再びでてきて再発するケースがよくあります。さらに治療してもなかなか症状が改善しないケースもあるようです。

◆性器カンジダ症とは

性器カンジダ症は女性器の感染症として日常頻繁に見られるもので、真菌(カビの一種)であるカンジダによって起こる性器の感染症です。アメリカでは約75%の女性が少なくとも一度は感染し、そのうち約40%が再発を経験するといいます。


◆性器カンジダ症の原因
成人女性の約15%、妊婦の20%以上の膣内にカンジダが存在しているといいます。カンジダは、人の口の中や腸管、皮膚、膣内などにもともと存在していることが多く、発症の原因になります。普通カンジダは人体に害を与えませんが、ストレスや抗生物質の服用など何らかの要因により膣内で異常増殖することで症状がでてきます。


下記が性器カンジダ症をひきおこす要因として代表的なものです。

○身体にかかわる要因
月経、妊娠、糖尿病、薬の使用(抗生物質・ピル・ステロイドホルモン・抗がん剤) 、免疫不全(免疫抑制剤の使用)

○性器周辺の要因
不潔・多汗、通気性の悪い下着、性行為、おりものシート使用による蒸(む)れ、刺激の強い洗浄剤の使用、膣洗浄器(ビデ)の使いすぎ、ステロイド外用剤の濫用、肥満、

※性行為を性器カンジダ症をひきおこす要因の中にいれてますが、全体の中で性行為による割合は5%程度と低く、性器カンジダ症は通常、性感染症には含まれていません。


◆性器カンジダ症の症状
女性のケース
・性器および性器周辺のヒリヒリとした痛み、かゆみ
・皮膚が赤くなる炎症
・白いヨーグルト状や酒粕(さけかす)状のおりものなど


◆性器カンジダ症の診断と治療
性器カンジダは検査結果が陽性(カンジダを保有している)であっても、症状がなければ治療する必要はないとされてます。

治療は、カンジダの症状が確認でき、検査においてカンジダが検出された場合におこなわれます。カンジダの検出は女性の膣内において、非妊婦で15%程度、妊婦では20%以上といいます。そのうち実際治療が必要な人(症状も認められる人)は、非妊婦で約35%、妊婦で約15〜30%程度といわれてます。


◆性器カンジダ症の診断
性器カンジダ症はトリコモナス膣炎や細菌性膣症などと見分けるために、顕微鏡による検査物観察(鏡検)、検査物の培養、性器および性器周辺の炎症の確認、膣内のPH(ペーハー)測定、膣内のおりもの状態や炎症の確認、かゆみやおりもの増加などの自覚症状を確認する問診、などの結果を総合的に判断して診断されます。

注;鏡検や培養をおこなう検査物⇒性器の病変部分から採取した検査物や膣内容物

◆性器カンジダ症の治療
治療のための一般的な注意としては、性器を清潔に保つこと、刺激性石けんの使用禁止、通気性のよい下着の使用、症状が有る場合は性行為を避けること、などがあります。

【治療薬】
膣錠、膣坐薬、軟膏、クリーム、経口錠(飲み薬)など

一般的な治療としては、毎日通院して膣内洗浄と膣錠か膣坐薬の挿入をおこないます。

【膣錠、膣坐薬】⇒イミダゾール系の抗真菌薬を使用
・エンペシド膣錠
・フロリード
・アデスタンG100
・オキナゾールV100など

約1週間の治療を行って効果を判定、もし効果が不十分な場合は、追加治療も検討します。毎日の通院が困難な場合は、週1回の通院による膣内洗浄と膣錠か膣坐薬の挿入ですむ治療方法もあります。

治療効果は連日治療する方法のほうがやや優れています。これらの膣錠、膣坐薬による治療とともに、軟膏やクリーム(エンペシドクリーム、フロリードD、パラベールクリーム、アデスタンクリーム、オキナゾールクリームなど)を1日2〜3回患部に塗ります。

1〜2週間の治療により85〜95%は治るとされています。治療により、かゆみやおりものなどの症状がなくなれば治療終了となります。この場合、カンジダが完全に消失する場合もありますが、カンジダがなお少数存在しているケースも含まれています。


◆治りにくく、再発を繰り返す性器カンジダ症
 治療してもなかなか症状が改善されない場合や再発を繰り返す場合には、以下ポイントを考慮する必要があります。

1)治療薬の変更
カンジダには種類が何種類かあるので、再発を繰り返す場合は初回治療薬と異なる薬に変更してみることも必要です。

2)性器カンジダ症を引き起こす要因の除去
セックスパートナーの男性の陰茎に、抗真菌剤の塗布が有効なケースもあります。
抗生物質、ステロイド剤、ピル、糖尿病、通気性の悪い下着、刺激の強い洗浄剤の使用、膣洗浄器(ビデ)の使いすぎ、などの要因除去を検討します。

3)自己感染の防止
治療により膣内のカンジダが一時的に消失しても、自分の腸管などにもともと存在するカンジダが肛門から膣内に侵入という感染経路により、新たに膣へ感染することが再発の原因であるという説もあります。この場合、抗真菌薬の経口剤(ファンギゾン内服錠などの飲み薬)を服用します。

◆男性の性器カンジダ症

男性の場合には性器にカンジダを保有していても、症状のでることは少ないといいます。(90%は症状がでない)

○症状がでるケース
包茎、糖尿病、ステロイド剤などが要因で、亀頭包皮炎になる場合があります。症状としては、亀頭や包皮に赤むけのような発疹があらわれ、かゆみや痛みを伴うこともあります。白い苔状のものが見られる場合もあります。軽い尿道炎をひきおこすこともあります。

検査は、亀頭冠状溝(通称カリと呼ばれる部分)あるいはその周囲を綿棒でこすって採取した検査物を培養します。しかし検査の信頼性は低く、感染していても陰性の結果になりやすいといいます。治療は性器を清潔に保ち、抗真菌薬の軟膏やクリームを塗ります。


>>性器カンジダ症について
>>亀頭包皮炎について
>>外陰炎について
>>膣トリコモナス症について
>>細菌性膣症について

クラミジア、淋病が治りにくくなる!?

抗生物質を服用しても「風邪」は治らない!?というケースがあることをご存知ですか?
これは「耐性菌」の出現により現実におこっているのですが、近い将来にも「性病」が治らなくなる可能性もありえるのです!!

性病であるクラミジア感染や淋菌感染の治療には、通常抗生物質が使用されますが、この抗生物質が効かない耐性菌というものが最近次々と出現して、医学界でも大きな問題として取上げられてます。今回は抗生物質と耐性菌を話題をご紹介します。


◆抗生物質が細菌を退治するメカニズム

肺炎や肺結核、赤痢、コレラなどの病気は細菌が原因で発症しますが、その細菌を、殺したり増殖しないようにする薬が抗生物質です。抗生物質は細菌には効果がありますが、ウィルスに対しては効果をもちません。細菌とウィルスは、同種のものと誤解されがちですが実は全く違うものなのです。

【細菌とは】
細菌は1つの細胞からできており、別名バクテリアともいいます。人体に悪い働きをする細菌は「バイ菌」と呼ばれますが、ビフィズス菌のような良い働きをする細菌もあります。 細菌は毒を出すので、その毒の影響で細菌が付着した細胞が死にます。

【ウィルスとは】
ウィルスは細菌より体の構造が簡単で、細菌より小さく(10分の1〜100分の1)、はしかやインフルエンザなどの原因となります。ウィルスは付着した細胞の中に侵入して、その細胞の栄養やエネルギーを利用して増殖し、細胞内にウィルスが増殖、満杯になると、その細胞は死滅します。


○風邪の治療と抗生物質
風邪の原因の90%以上はウイルス感染によるものなので、抗生物質はほとんど効きません。風邪の時に病院で抗生物質を処方してもらうケースも多いと思いますが、何故、風邪に抗生物質が処方されるのでしょうか?

抗生物質が風邪に処方される主な理由として、

1)抗生物質を処方しておくと風邪がはやく治る気がする⇒錯覚?
(病院で患者側から処方してほしいという要請があるというような理由も報告されています。 )
2)抗生物質を処方しなかったため、肺炎になってしまったという事態を避ける


現在、抗生物質に肺炎などの感染症を予防する効果はなく、肺炎に感染して服用することで始めて効果が出るといいます。2004年11月に、呼吸器学会、日本小児呼吸器疾患学会、日本小児感染症学会が出した「呼吸器などの感染症に関するガイドライン」では「抗生物質は、風邪に直接効くのではなく、使っても有害無益である」という指摘もあります。単なる風邪の際に抗生物質を服用すると、抗生物質の効かない耐性菌を増やす原因となるため有害無益とガイドラインでも警告しています。

◆「耐性菌」とは?

最近ニュースなどで「院内感染」という言葉を耳にするこ機会が増えています。病院などで、抵抗力の落ちている患者さんや高齢者が、いろいろな感染症に感染するのが院内感染です。ニュースによくでてくるMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)やMDRP(多剤耐性緑膿菌)は耐性菌の一種です。
これまで抗生物質により死滅したり増殖不能になっていた菌が、突然変異などで耐性(病原菌などが薬物に対して示す抵抗力)能力を取得し、その抗生物質の治療効果がなくなったものを耐性菌といいます。


◆耐性菌ができる原因

1)抗生物質の不適切な使用や濫用
抗生物質が有効でない最も典型的なケースは、前述した風邪の治療に抗生物質を使う場合です。感染症の治療に、「有効でない抗生物質」の使用や「投与期間が長すぎる or 少なすぎる」などの事例は、耐性菌をつくりだす原因となります。抗生物質の多量の使用は、細菌が薬に対して抵抗力を持つように進化していきます。抗生物質の濫用は、この耐性菌をつくりだす頻度をどんどん高めているのです。また、処方された抗生物質の服用を途中でやめたり中途半端な使用も、耐性菌をつくりだす原因となります。

2)家畜への抗生物質の多用
家畜に抗生物質を与えるのは治療・病気予防・成長促進のためです。家畜の胃腸の中で抗生物質が細菌を死滅させ、栄養の吸収を改善して成長が早まるといいます。 家畜に抗生物質を多用すると、家畜の体内で耐性菌が生まれ、それを充分に調理せずに食べた人間に耐性菌が感染する可能性もあります。


◆耐性菌の登場は淋菌の治療を困難にする!?

現在抗生物質はクラミジア、淋菌、梅毒などの性感染症の治療に多く使用されてます。淋菌の場合には特に耐性菌が生まれやすく、これまで使用していた抗生物質の効果がなくなってきています。

◆淋病の治療
淋病は、クラミジアとともに感染者の多い性感染症(STD)です。男性では主に尿道炎を起こし、放っておくと精巣上体などの炎症をおこして重症化します。女性では自覚症状がないケースが多いですが、子宮の入口部分の炎症(子宮頸管炎)で分泌物が増え、さらに進行すると骨盤内の腹膜炎など重症化する恐れがあります。以前治療はペニシリンが有効でしたが、耐性菌の出現で、ほぼ100%効かなくなってしまいました。代わりに使われたニューキノロン系の抗生物質も、この10年で耐性菌が増え、淋菌全体の80%に効果がなくなっています。飲み薬で唯一有効だったセフェム系の抗生物質も、この2〜3年で淋菌全体の50%が耐性菌になりました。

現在、淋病の治療に有効なのは、セフォジジムとスペクチノマイシンとセフトリアキソンの3種類の注射薬のみです。現在の治療法では、セフトリアキソンなどの注射薬を1回で十分な量を注射して菌を除去する方法が有効とされています。淋菌感染症の患者の2〜3割は治療途中で来院しなくなり、治療出来たかどうかの確認が困難なため、1回の注射で治療が完了する治療薬が望まれています。

エイズ治療の最前線

エイズウイルスに感染してもエイズが発症しなければ死亡しません。いずれにせよ、HIV感染の早期発見は、症状の発症を遅らせ早期治療に結びつきます。そして、症状が重くなることを防止してくれるのです。

したがって、 『エイズウイルスに感染しても、リンパ球の数が一定のレベルより減少せず(ウイルスの増殖をある程度抑えられ)、免疫力が低下しなければ、エイズの発症もなく死に至らない」 ということがいえるわけです。

今現在行われている「エイズの治療」はまさにそれを目標にしているのです。

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エイズの治療については、さまざまな研究がなされています。
ただ、残念ながらエイズウイルスを完全に駆逐する治療はまだ開発されていません。しかし、エイズウイルスの増殖を抑え、エイズを発症しないようにする治療が確立されつつあります。その治療法について説明します。

(1) まず、どこで治療を行うかが重要です。やはり、エイズの治療経験の豊富な病院で診 てもらうのが一番だと思います。 国立国際医療センターを頂点とする、ブロック拠点病院 などで治療されることをお勧めします。

(2) エイズウイルス感染者の治療の開始時期についてですが、エイズウイルスに感染しているからと言って、すぐに治療は開始されません。リンパ球数(CD4陽性リンパ球)が一定の数量未満になった場合が、治療開始の時期とされています。リンパ球数の数が低下するまでに治療を始めればと思うのですが、「治療効果」と治療を始めることにより起こる「副作用」などとのバランスにより考えられているようです。

(3) 治療は標準的に多剤併用療法( HAART)という治療が行われます。服薬による治療で、日本では10数種類の薬剤が認可されており、その組み合わせ(主な組み合わせは5種類)により数種類の薬を服薬します。治療効果の測定や、副作用についても確認しながら薬剤の変更についても検討されます。また、初回の治療をどのように行うかも重要なようです。薬剤の決定については、患者と十分に相談した上で決められます。

以上が、エイズの治療についてのおおまかな内容です。この内容だけを見ると薬を飲み続ければいいわけで簡単なようにも感じられますが、いろいろな弊害もあります。

● 継続して服用すること
この治療において重要なことは、服薬を継続することです。服薬率が 90%に下がれば、治療効果が無効になる確率も高くなってきます。飲み忘れ、多忙、旅行、無気力、副作用などの理由により服薬を怠ることがないように注意して生活しなければなりません。1日5錠〜20錠前後の薬を1日1〜3回、飲む時間を定めて続けることが必要です。

●  副作用について
数種類の薬を服薬しますが、それぞれの薬剤により、血液・代謝・精神・神経・胃腸・皮膚などに副作用が出る場合があります。いずれの薬の組み合わせでも、 40%前後で副作用が出るというデータがあります。患者の臨床症状なども考慮して薬剤は選ばれます。

●  経済的負担
HIV感染症 /エイズは国が医療費を援助する更生医療給付の対象になっており、保険診療での自己負担分の医療費が軽減されます。国の負担を含めた総額の医療費は、一人のエイズウイルス感染者が生存し続けるのに、1億円かかるとも言われています。医療費の問題は国としても大変重要なのです。

        引用文献; 財団法人エイズ予防財団 「抗 HIV治療ガイドライン 2004年3月版」
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